2022/03/15 13:15

吸水性の高い陶器や、薄く繊細なフォルムなど、手づくりのうつわと仲よくなるには、ちょっとした気くばりが必要です。

「こんなとき、どうしたら?」―そんな疑問にお答えすべく、日常のお手入れや、取り扱いのポイントをまとめました。

土が粗く吸水性のある陶器については、使い始める前に目止めをしておくと、水漏れを防ぎ、汚れやにおいがつきにくくなります。

【目止めの方法】
1. 器を鍋に入れ、かぶるくらいの米のとぎ汁を注ぎ、15分程度煮る。(器が動くほどは沸騰させない)
 2. 鍋ごと冷まし、よく洗って 十分に乾かす。




素焼きの陶器は、吸水性が高くにおい移りすることがあります。お刺身などの生ものを盛り付けるときは、一度水にくぐらせてから使いましょう。油分や色素も吸収しやすいため、カレーやミートソースなどは要注意。



陶磁器は、1000度以上の窯で焼いて作られます。電磁波を通す素材のため、あたため直し程度であれば、大抵は問題ありません。ヒビや傷があると、急激な温度変化で破損の原因になるので注意しましょう。



手洗いを推奨します。食洗機を使うと絶対に割れてしまうということはありませんが、手洗いと比べて破損や傷みのリスクは多少あります。食洗機のご使用は利便性との兼ね合いで。繊細なうつわは、避けたほうが無難です。




陶器は、吸い込んだ水分が残っているとカビの原因に。うつわの底面を上にし、半日~1日ほど乾燥させてから収納しましょう。また、重ねて収納するときは、同じ材質や形のものを重ねると、傷がつきにくくなります。キッチンペーパーや和紙などを挟むと、傷を防ぎ、水分を吸収する効果も。


【あなただけの器を、育ててみませんか?】

手をかけ、使うほどに愛着が増す、うつわ。
そこには、暮らしの中でともに過ごした、豊かな時間が刻まれています。
「ペルシュ」のうつわたちと、どうぞ、末永くお付き合いいただけますように。